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2009/09/26.Sat

ファイティング・シェフ

ファイティング・シェフ ~美食オリンピックへの道

その名のとおり、戦う料理人のお話。
ポール・ボキューズの大会出場のため、研究と鍛錬を重ねる若きフレンチシェフ(inマドリッド)のドキュメンタリーだ。
食のオリンピックかー。
世の中には、それはそれはいろんな技能があるし、それを競う大会もこれまた星の数ほどあるよねえ。これぞまさに、みんな違って、みんないい、だな。

大会のシーンは、緊迫感もあったけど、未知の世界のオンパレードで、単純に興味深かった。
料理対決といえば、鉄人とかビストロうんちゃらとか、いかにもおいしそーな料理を作ったり食したりする、みたいな、どこか遊び心のある勝負というイメージだったけど、この大会は全然違う。
ともすれば、ちょっと滑稽にも思えるほど全員が真剣だし、ちゃんと音響とか特殊効果も駆使したいっぱしのイベントになってるんだもん。
重低音のきいたクラブミュージックに合わせて、ひとりずつ審査員が登場したり、ぱ~んとスパンコール砲を撃ったり。出演者も、命をかけて、真剣そのもの。
こ、こんな世界もあるんだなぁ、、、と、素直に感服した。

この大会にいかほどの価値があるのかは、門外漢である私には知りようもないが、ひとつのことに心血を注いで究め尽くすというのは、他人の想像も及ばないほど、尊く、美しいことだ。
ひとは弱い。だからぐずぐずするし、迷うし悩むし、弱音も吐けば文句も言う。
でも、、、
いつも愚痴だらけで能動的には動かず、なにか他のものに乗せられるようにして進むのと、とにかく泣きながらでも、自分で一歩でも前へ足を踏み出すと、どっちが、生命を美しく全うしているか。
私は、結果なんか伴ってなくても、後者のほうが好きだ。


ただし、90分の間、画面には、ずーーーっとものすごい豪勢絢爛な料理が映し出され続けているのに、まったく「おいしそう」でも「香りが漂ってくるよう」でもなかったことだけは、特筆しておかねばなるまい。。。 仮にも高級料理がテーマの映画だっつーのに、なんつー演出。なんつーカメラワーク&ライトワーク。
「きゃ~ 「フレンチの最高峰」なんて、どんなおいしそうな料理が出てくるのかしら~んっ」
そんなのんきな気持ちで観たら、キョーレツなパンチをおみまいされまっせ!(私のことだ)

どっちかというと、血と汗と涙って感じ。
そういう意味で、邦題は作品をよく表していてうまいと思う。
だって原題なんて「chicken, fish &the king crab(鶏、魚、そして蟹)」だぜ~! まードキュメンタリーっぽいといえばこの上なくドキュメンタリーっぽいし、まさに映画の内容そのものではあるけれど。。。

そうそう、映画には日本人も何人か出演していました。
ライバル若手シェフの長谷川氏、そしてセリフはなかったけど審査員に「ひらまつ」の平松氏。

あ、、いま調べたら、長谷川氏ってひらまつの系列店「サンス・エ・サブール」のシェフなのね~。
さらに、「ボキュ-ズ・ドール」自体と、ひらまつはかなーり深い関係があるのね。
ふ~~ん。。。


ああ、なんかありとあらゆる邪推のこころがむくむくと、、、
薄汚い大人の常識から逃れられず、すぐにそういうイヤラシイ知識につかまってしまう自分が憎い。

それでも。
どのように薄汚かろうと、必死で流した汗と涙はダイヤモンドだ。
どんな贔屓もコネも裏技もズルも、誰に見つからなくても、その本人が一番わかってるだろう。
そういうすべてもひっくるめて、それが実力ともいえるし。
人間なんてだれひとりとして平等なんかじゃないんだもん。
平等じゃないという歴然たる事実を頭に叩き込んで、それでも腐らずに、同じルールで競ってやろうという精神こそが、尊いのだ。
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みる・きく・よむ | Comments(2) | Trackback(1)
Comment
No title
リンクからちらっと見たけど,こういうのって応援に入れ込んじゃいそう。
頑張ってる姿に,見てるだけでも涙が出そうだし。
けど。ポール・ボキューズって言うと,サントリーホール横のレストランに行った時のことを思い出しちゃう。
特別な人を特別な時にもてなす場所なんだけど。
ぱりっとスーツ着てお洒落して,ちょっと緊張気味の顔した外国人男性と肌の透けるセクシーなシャツを着た若い日本人男性のカップルが気になっちゃって!(笑)
なぜか知らないけど,同性カップルの多いお店だったわ。
あ~,一生懸命お料理する感動のお話から,なんてよこしまな私!(笑)
Re:妻ちゃん
そうそう、応援も、すっごい力入ってたよ~~! レストランの同輩後輩たちはもちろん、親戚からご近所さん、常連客まで引き連れて、一大ツアー状態で応援観戦に来てた。日本チームも、ハチマキして応援してました。^^;

ところでそのゲイカップル、私ももし一緒だったら、絶対気になっちゃって、お料理どころではないかも~~??
前に、鎌倉へ遊びに行ったら、同じ電車にオナベカップルが乗っていて。
初めてリアルに出会ったので、すごく興味津々で、ずっと聞き耳たててたよ。。。

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